ひんぬー教徒の集い

    作者:るう

    ●とある大学の片隅
     4月。
     大学ではさまざまな組織が、新入生を誘おうと活動を開始する。
     部活動。サークル。学生団体。家庭教師派遣会社。その他ありとあらゆる団体だ。
     そして中には……サークルを装った宗教団体も含まれている。

    「滅ぼしましょう」
     秋山・清美(お茶汲み委員長・d15451)は晴れやかな笑顔を作って言った。
     巨乳死すべし。……しかし。
    『貧乳を信じよ、さすれば救われる』
    『巨乳に耳を傾けてはならない、あなたが貧乳とともにあらんとするならば』
     彼女に自分のの大きさを自覚させるようなスローガンを掲げるソロモンの悪魔信者の団体もまた、万死に値するのである。
     そう……その大学では人知れず、ソロモンの悪魔による教団が活動していた。
     その名は『ひんぬー教団』……貧乳を崇めるというネットジョークを体現したネタ団体を装って、本当にロリっ娘悪魔を神として崇めている邪教集団だ。新入生を洗脳して組織を強化したならば、巨乳女性への襲撃や幼女誘拐監禁をしでかすことはほぼ間違いない。彼らはあくまでも貧乳好きでありロリコン紳士ではないので、幼女を傷つけることに抵抗を感じないのだ。

     そんな彼らの現状の構成員は、貧乳好きの男が5人、自らの貧乳にコンプレックスを抱く女性が5人。いずれも強化一般人であるが、うち1人の男が教祖であるようだ。戦闘になった際、彼らが巨乳女性や巨乳好き男性を優先的に攻撃しそうに思える。
     しかし、そうでなければ安全かと言われるとそうでもないだろう。彼らは、裏切り者に敏感だ……彼らを攻撃する理由を上手く言いくるめてやらなければ、案外、貧乳でも攻撃されてしまうかもしれない……が。
    「でも、全部倒せば関係ありませんよ」
     断言する清美。その『全部』に巨乳な味方が含まれていないことを、先に灼滅者たちは確かめておく必要があるかもしれない。


    参加者
    風真・和弥(仇討刀・d03497)
    紅羽・流希(挑戦者・d10975)
    竹尾・登(ムートアントグンター・d13258)
    秋山・清美(お茶汲み委員長・d15451)
    富山・良太(復興型ご当地ヒーロー・d18057)
    安藤・ジェフ(夜なべ発明家・d30263)
    秋山・梨乃(理系女子・d33017)
    栗須・茉莉(助けてくれた皆様に感謝します・d36201)

    ■リプレイ

    ●背徳の平板信仰
     古来より、多くの文明において人類は、女性という性を崇拝してきた。
     そこには、命を育むという神秘がある。それは、ダークネスにすら為せぬ自然の偉業。生命の賛歌。女性に対する信仰は、ある種、人類への礼賛なのかもしれぬ……と、そこまで考えて。
    「……いや胸だけの信仰は聞いたことがないのですが」
     思わずセルフツッコミした安藤・ジェフ(夜なべ発明家・d30263)。しかも子孫繁栄とは真逆な方向性を感じる辺り、さすがはダークネスの所業といったところか。
     だが、ジェフとしてはそれより気になることがある。
    「このピリピリした空気を何とかしたいところですが……」
     ちらりと周囲を見回せば、実に素敵な笑顔の秋山・清美(お茶汲み委員長・d15451)が、実に素敵な笑顔をして信者たちに声をかけられていた。
    「君のような女の子を見ていると俺は確信するんだ……巨乳滅ぶべし」
    「そうですよね、巨乳は敵ですよね。私、これでも高3なので、もう、成長の見込みはないのです……」
    「それを育てるなんてとんでもない! 是非とも私たちの同志になりましょう!」

    (「……お姉ちゃんはどこであの教団の噂を聞きつけてきたのだ?」)
     ひんぬー教団にちやほやされる姉を冷ややかに眺めつつ、密かに秋山・梨乃(理系女子・d33017)は思案する。
    (「世の中には、ああいう輩の情報が集まる『貧乳の集い』とかいうコミュニティでもあるのだろうか……」)
     その時……彼女の肩を誰かが叩くのだった。
    「ギャー!? い、いや私は何も考えていないのだ……ちょっとぼーっとしていただけなのだ……って、竹尾先輩だったのだ」
     あからさまにキョドる梨乃。けれども肩を叩いた主は、幸いにも彼女の姉にチクる気はないらしい。
    「うん、そういうことにしておくよ。あと、わたしは竹尾・登(ムートアントグンター・d13258)じゃなくて緋月・いなづまだから間違えないでね☆」
    「わ、わかったのだ」
     冷や汗を垂らしながら頷いた梨乃に満足すると、のぼ……いなづまちゃんはセーラー服のスカートをたなびかせながら清美とひんぬー教徒たちのほうへと駆けていった。
    「ねえ。大きければいいというものじゃないよね。貧乳は人に非ずとかひどいよね」
    「む……これは実に絶壁かな! さあ、君も今すぐ我々と一緒に!」
     新たな貧乳少女(?)の登場に沸いた信者たちは、意気揚々と2人をどこかへと案内しはじめる。いなづまちゃんが『ネットアイドルの宣伝』と称して通り道に残してゆく『いなづまちゃんシール』の数を、教義が広まった数と同一視しつつ。

    (「やはり彼ら……秋山さんたちに食いつきましたか」)
     点々と続くシールを追いながら、富山・良太(復興型ご当地ヒーロー・d18057)はそんな命知らずな思いを抱いていた。
     これで、行き先を見失ってもすぐ判る。残るは信者たちを一網打尽にするだけだ。
    (「アジトの位置さえ見つければこちらのものです。あとは、秋山さんに余計なことを言ってしまわないよう心頭滅却しなければ……」)
     だが、それがどこまで通用するかは神のみぞ知る……。

    ●秘密の会合
     その頃、学生棟ロビーの一角にて。

    「おっぱいとは、例えるなら男が求めてやまない魅惑の果実。そして青い未熟な果実は、俺たちに新鮮で心地よい酸味を与えてくれる──」
     耳心地のよい風真・和弥(仇討刀・d03497)の大演説が、彼を迎えた男女たちの自尊心をくすぐっていった。
     もちろん言わずと知れたおっぱい魔、和弥のことである。その言葉は本来、巨乳、普通乳の称賛へと続くのであろう。
     ……が、それを語るべきは今ではない。今は彼らを足止めし、敵全員が合流するのを待つのが彼の責務であるのだから。
     猫の姿でこっそり彼らの様子を眺めていた紅羽・流希(挑戦者・d10975)としては、洩れ聞こえてくる熱のこもった声を聞きながら、ちょっぴり……いやかなりドン引きである。
    (「女性の胸の小さい大きいで、なんでこんなふうになるのでしょうかねぇ……? よくもまぁ、こんなのに教徒が集まるものですよ……」)
     まあつまり、全ては悪魔の奸計ということか。とりあえずそういうことにしておこう……決してそれ以上のことを考えてはならない後ろから刺されたくないのであれば。

     そうこうしている間にも、清美といなづまちゃんの2人が連れてこられた。
    「素晴らしい主張ですね。私も、同じ悩みを持つ者として賛同します」
     そんな清美の声が流希には聞こえる。だが……悪魔の手先どもを許す灼滅者はいない。彼らが新たな同志を歓迎する拍手……その音は灼滅者たちの突入音を隠して敵を残らず駆逐するための、まさに絶好の機会を誘うのだ!
     尾行してきた梨乃が到着するのと前後して、奇妙にも周囲から人影が消えてゆく。
     そんな中……。
    「あなたたちは、確実に倒さないといけません」
     栗須・茉莉(助けてくれた皆様に感謝します・d36201)の放る氷の槍が、拍手の音頭を取る教祖らしき男の両手の動きを止める!
    「男と女が同数ずつ……これはリア充に間違いありません。リア充集団は滅ぼします」
     ……って、なんか言いがかりじみた襲撃理由の奴が来たー!?

    ●恐るべき死闘(いろんな意味で)
     ……と言いはしたものの、実のところ茉莉のリア充センサーも、あながち間違いでもない気がするから恐ろしかった。
    「聞け信徒たちよ! あの女……ミニスカサンタ服でスタイルのいい体を強調している……あれは神敵なり!」
     そんな号令をかける教祖の傍には、見事にぺったんな女が侍ってしきりに同意している。その真意は教祖に近づくことで甘い汁を吸うことにある気はするが、形式的には彼女であることには違いない。
     つまりリア充。鬼気迫る茉莉の表情に、ウイングキャットの『ケーキ』は呆れている。
     そして、さらに畳みかけるように和弥。
    「残念だったな教祖……俺は、たわわな果実も適度に熟れた果実も好きだ。無論、貧乳もまた素晴らしいものではあるが……それらの間に貴賎をつけたのがお前たちの敗因だ!」
     両手の『風牙』と『一閃』に赫きオーラを宿し、和弥は教祖を斬りつける!
    「俺の意志をへし折りたければ、信仰するロリっ娘悪魔とやらを呼んでみるがいい! 俺は信念を貫くためならば、俺は闇堕ちをも恐れな……」
    「何言ってるのかしらバカズヤ?」
    「ぐぼぁ!?」
     直後、刑ヶ原・殺姫(d10451)に蹴飛ばされ、壁に大の字型に衝突した和弥。一度闇堕ちして殺姫に心配かけた人間が軽々しく闇堕ちなんて口にしたのだから当然の報いだ。ちなみに殺姫は豊満なほうだ。
    「……。ともあれ、邪悪な教団は滅んでください」
     代わりにジェフが除霊結界をぶっ放した。それから余計な一言をつけ加える。
    「安心してください秋山先輩、ひんぬーが邪悪なのではなく悪魔教団ですから……」
     ああ、安藤さんまで何を……。流希があっと思った時には遅く、清美のレイザースラストがジェフぎりぎりを掠めていった。
     何故、こんな下らぬ諍いで、あわやTG研崩壊の危機を迎えねばならぬのか。腰の『堀川国広』を抜いた流希の瞳が、鋭い光を纏いゆく!
    「貴女は貧乳仲間だと思ったのに……キャーッ!?」
     しかし流希がその刀を振るう間にも、布帯は教祖を庇った女を貫き、清美の元へと舞い戻るのだった。女の、悲痛な気持ちを乗せて。
    (「なまじ気持ちが解るところが、このまま見なかったことにしたいですね……」)
     そんな沈痛な顔を作る姉のため……梨乃はこの辛い想いを終わりにしたい!
    「この話を聞いてから今日まで、胃の痛い日が続いたのだ。その分の痛みも上乗せして贈るのだ」
     真心とともに教祖に魔法をえいっ。これで、ようやく梨乃も清美に気を遣う日々ともおさらばできる……とか思った瞬間。
    「何故だ! 何故裏切り者の肩を持つ!? ああ、折角の貧にゅ……ふぐっ」
    「おおっと、それ以上言ったら命がないぜ」
     余計なことを言いかけた男信者の口を、流希が刀の柄を顎に突きつけて塞いだが、何を言わんとしたかが判ってしまったことには違いなく。
     後生だから、変な刺激はしないでほしいのだ……そう願ったのはどうやら梨乃だけじゃなく、いなづまちゃんも同じだったらしい。
    「悪魔に付け込まれるほどこっちは心が弱くないからね。貧乳は希少価値だよ!」
     貧乳パワーを掌に溜めて、邪魔する男をさくっと撃破。
     でも、それが清美の堪忍袋のボルテージは着実に溜まっていく発言であることに、何故君は気づかないのだろう?
    「別に、希少価値とかそういう話は関係ないのですけれどね……」
     その声色を聞いた瞬間、唐突に良太が土下座した。
    「秋山様の胸は神です。最高のひんぬーです。決して怖いから言ってる訳ではありません」
     余計なことは言わないという覚悟は何だったのか。
     もしかしたら、さっきから騒ぎの裏で密かに何事かぶつぶつ説いてる教祖の言葉が良太に悪い影響を与えたのかもしれないし、そうではないのかもしれない。ともあれ……何故、若人たちはそう死に急ぐのだろう?
     ぽつりと、通りすがりの舞音・呼音(d37632)が呟いた。
    「小さい胸の何が嬉しいんだろう。大きい胸の何が嬉しいんだろう。争いまで起こして。人間って不思議」
     猫は、そんなことは気にしない……だから。
    「……あ、鴉だ。鴉は? 大きい方が好きなの?」
    「……さて、それについて語る前に、ひとつ噺をしようじゃないか」
     するとあたかも本題の前フリであるかのごとく、意味ありげに白鷺・鴉(大学生七不思議使い・dn0227)の語りが始まった。
     ……いやね? だってね? ここで何と答えても、水燈・紗夜(d36910)は納得しそうにないんだもん。
    「やっぱり男っていうのは、大きいほうが好きなんだろうなぁあああ!!! 貴賤はないと言っておいて、実は大きいほうが好きなんだ!! そうなんだろ!!! だって貧乳に飛びかかっている男なんて見たことないもんなああああ!!!」
    「……え? 白鷺先輩は男性が好きだったのでは? だって僕、2度もキスの現場を見ましたが……」
     ジェフの根も葉もないフォロー(※2回ともジェフがひき起こした事故である)の甲斐もなく、結局鴉は酷い目に遭いましたとさ☆
     そして彼の不幸の元凶たる呼音のほうは……ああ、あの子ならとっくにこの場を離れて、猫らしくこっそりと状況を傍観してるよ。

     影を操るいなづまちゃんのアイドルダンスだけが、着々と信者たちへと振るわれていた。あまりにも盛大な同士討ち、そして唐突に始まる無乳フィーバー。その余波で、いつの間にか教祖が灼滅されてたようではあったが、誰もそんな些細なことには気づかない……しかぁし!
     この混沌を制する救世主的存在が、今この場に現れるのだ!
     その名は……和弥!
    「ここにいるさ! 貧乳だろうと価値あるおっぱい。俺のおっぱい愛……今から見せつけてやるぜ」
    「まだ言ってるのかしら……バカズヤ?」
     復活してきたと思われた和弥は、当然ながらもう一度殺姫に蹴飛ばされて、壁の染みになりましたとさ。まあ殺姫自身も危惧しているとおり、どうせまた復活してくるわけだけど。

    ●怒りを鎮めよ
     そんなわけで知らない間に、ひっそりと敵の数が減っていた現実。
    (「僕は、これ以上は口を開きません……。これ以上迂闊なことを言ったら……いえ、下手なことを考えることもやめましょう」)
     思っていることを口にも出さず、表情にも出さず、良太はサイキックを放ちつづける。その甲斐あってかあれから今まで、清美の怒りが良太に飛んできたことはない。その上、信者たちの数は、さらにどんどん減ってゆく。ああ、心を無にするとは素晴らしい。
     そんな彼へと背中で語り、流希も良太や皆に伝わるよう国広を振るう!
    (「それでいい。俺たちは、一刻も早く悪の芽を摘むだけだ。これ以上彼女の怒りを買う前に! むしろそっちが重要だ!」)
    「もちろん、解っています。まだ、リア充カップルは残ってますものね」
     ざくざくと敵を狩ってゆく茉莉は確かに頼もしくはあるものの……違う! お宅の部長が伝えたかったことはそういう意味じゃないんだ!
     でもまあ結果オーライには収まりそうだ。……ジェフが、また余計なことを言いだしてさえいなかったなら。
    「さあ皆さん……大人しくお縄につきなさい。あくまでも抵抗するということなら構いませんが……ひんぬーを崇拝している人が秋山先輩を攻撃できますか?」
     敵を巻きこんでお星になったジェフ。本当にこの空気を何とかするつもりがあるのだろうか?
     特定のもの以外認めないという考え方が一番いけない、違うものも認めるのが寛容だ、とか、もっと大でも小でもない普通にも焦点を当てるべき、とか、そんな感じの言葉で信者たちを叱ろうとしていた梨乃も、今となっては口を挟む余地はなさそうだった。彼女にできることがあったとすれば……せめて、清美に殺到する信者たちを布帯を張って遠ざけることくらい。
    「そ、その憎しみ、あたしたちじゃなくて巨乳の人にぶつけましょ!?」
     女が、布の隙間から覗く清美の剣幕に耐えきれずに悲鳴を上げた。
     だがしかし、清美の返答はなく代わりに炎が燃える。
    「私は……自分の体型にコンプレックスがあるだけで、巨乳が憎い訳ではありませんよ」
    「ヒェッ」
     その女信者もまたKO。もはや、誰にも清美は止められぬのか!?
    「もうやめるんだ! お前のおっぱいは俺が愛す!」
     おーっと! ここで大方の予想どおり復活した和弥がおっぱいダイブを敢行! もとい強行! 対する清美の反応は……。
    「TG研の部員ではないので抑えるつもりでしたけど……これは流石にOKですよね?」
     ほんの微妙に手加減した椅子スマッシュが和弥を襲う!!

     この頃には残り2人くらい、まだ立ってる信者が残っているようだった。だが……その内訳が大変悪い。
     男1人と女1人。
    「……というわけで、リア充は爆破です」
     つまり……これはもう、詰みですな。

    ●おっぱいよ永遠なれ
     かくしてリア充……もとい悪魔教団の信徒らは、残らず壊滅したのであった。
    「それでは、次はキャンパスに居るリア充カップルを爆破……」
    「にゃー」
     不穏な計画を立てた途端、ケーキに往復ビンタされて引きずられてゆく茉莉。
    「どうやら、教祖以外の信者は生還できた感じかな? それじゃみんな、『いなづまチャンネル』で検索してね!」
     教団も片づいたので帰還……の前に、ちゃっかりと宣伝を欠かさないいなづまちゃん。

     ……と、しばらく混沌の余波は続いていたが、それも、もうじき終わりとなろう。
    「貧乳も巨乳も普乳も、皆、平等に尊いのだ……」
     ようやく、梨乃もほっと一息。その言葉に頷くべき人物は……今度は、復活してこなかった。
    「ともあれ、これでTG研にも平和が戻りますねぇ……」
     刀を収めた流希の表情は、再びのほほんとしたものに戻るのだった……が。
    「まったく悪魔信徒たちも、ひんぬーだの、きょぬーだの、びぬーだの、無いものをねだっては……」
     あっ。
    「本当ですね。実に恐ろしい体験でした。主に秋山さんが……」
     あっあっ。
     冗談めかしてぼやいてしまった流希も、それに思わず釣られて口走ってしまった良太も、すぐに気づいて顔色を青くする。

     今日、世界に星が2つ増えた。
     その名前が何と何であったかは……人々の想像に任せることにしよう。

    作者:るう 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2018年4月22日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
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